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開発に参加したい方へ[Subversion]リポジトリガイドライン>ラベル(タグ)名の付け方

ラベル(タグ)名の付け方

Subversionではリビジョンがリポジトリ全体の状態を表すことから,頻繁にラベルを貼らなくてもブランチ名とリビジョン番号で特定の状態を一意に指定することが出来る.ラベルが必要となるのは以下のケースに限られる.

  • バイナリファイルとの対応付け
  • Online Review (Webブラウザからのアクセスを容易に可能とするため)
  • 混合リビジョン状態の公開.
    最後の「混合リビジョン」は本質的な意味でラベルが必要なケースである.

エディタ本体

エディタ本体のtrunkに付けるラベルは,その目的に応じて以下のようにする.

リリースラベル

  • フォーマット: Ra.b.c.d : a.b.c.d はバージョン番号.
  • 添付する人: リリース担当者
  • 配置: sakura/tags/
    それぞれの番号は以下の場合に1つずつカウントアップする.

a: 本質的な変更, b: 特徴的な機能追加, c: 一般的な機能追加,d: 機能変更を伴わない修正

それぞれの公開時にどのレベルで番号を増加させるかはリリース担当者の判断とする.

ベータラベル

  • フォーマット: Rx.x.x.x_付加文字列 : a.b.c.d はバージョン番号.文字列の例: RC1, B1, TEST
  • 添付する人: リリース担当者
  • 配置: sakura/tags/
    テスト版バイナリの作成を目的としてリリース以外のラベルを付与する場合には,リリースラベルと同様の体系の番号を付与しつつラベル名にリリースラベルでない旨の文字列を付加することとする.

既存リリースラベルと同じ番号体系を用いるのは以下の理由による.

  • ソートした場合に前後関係が容易にわかるようにするため
  • バイナリを作成する場合には試用版バイナリを含めてバージョンが容易にわかるようにする必要があるが,現時点では4桁の番号以外に文字列を付与することが出来ないので,異なる番号を与える必要がある.

βラベルで使われた番号はリリースラベルでは使わない

大きな機能変更の取り込み時に上の番号を1つ増加させる番号を付ける前段階の公開時には1つ下のレベルの番号を大きく上げた番号を付ける.

例: R1.2.5.0

⇒ R1.2.5.90_b(β1回目)

⇒ R1.2.5.91_b (β2回目)

⇒ R1.2.6.0(正式リリース)

trunk以外のお試し機能をいれたバイナリを開発者個人の判断で公開する場合には作業スペース中のtagエリアを使用すること.

SNAPSHOT ラベル

CVSのようにファイル毎にリビジョン番号が振られるシステムにおいてはラベルはその組み合わせを規定するための手段であり,開発者間の連絡のためにもそのようなラベルは必要不可欠である.しかし最初に説明したとおり,Subversionではリビジョン番号とブランチを指定すれば一意にファイルセットを取り出すことが出来るため,開発途中での目印的なラベル添付は不要と考えられる.しかし,大きな意味を持つ特定のリビジョンについて記録を残しておきたい場合には以下の形式でラベルを添付することができる.

  • フォーマット: SS_YYYYMMDD_目的・名称
  • 添付する人: 開発者なら誰でも
  • 配置: sakura/tags/

ラベルを作成する際に作成の目的がわかるようなコメントを記入すること.

BASE ラベル

  • フォーマット: ブランチ名_BASE
  • 添付する人: ブランチ作成者
  • 配置: sakura/tags/branch名/

branch/へ作ったコピーの方は今後改変されていくものであるので,基準点としてのBASEラベルを付ける.ただし,付けたラベルは branchごとのサブディレクトリへ配置する.通常はリビジョン番号によって容易に分岐位置を知ることが出来るが,ファイル毎に異なるリビジョンから分岐している場合(混合リビジョン)も考えられるので,先頭位置の明確化のために

一般的にはブランチを作成する場合にはブランチ基準点の方にベースラベルを付ける.しかしSubversionの場合はブランチとラベルの対応,ブランチ間の関係が束縛されていないため,元のブランチに貼られたラベルであっても他のブランチと同一のサブディレクトリに配置することでサブ側のもののように見せることが出来る.

trunk 以外のブランチに対するラベル

trunk以外のブランチに対してラベルを付与する場合には,混乱を避けるためにブランチ毎の個別のディレクトリに格納する.

  • フォーマット: 未定
  • 添付する人: リリース担当者
  • 配置: sakura/tags/branch名/

それ以外のリリース物

[管理単位毎のヘッダ]_バージョン とする.既に付けられているラベルのルールを踏襲すること.(基本的にはエディタ本体と同様)

各自の作業領域

各自のtags/以下へ各自で決めたルールに従って作成して良い.

ラベルの削除について

不要になったラベルは削除することが出来る.レビューなど開発上の目的で付けられたラベルは他のActiveなtagを容易に見つけられるようにするため不要になり次第速やかに削除するのが望ましい.

ただし,リリース版及び公開β版に対応するラベルは削除してはならない.これは過去の公開履歴を Subversion上で明らかにするために必要である.


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