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From: 長南洋一 <cy...@ma...> - 2025-10-25 13:05:38
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長南です。 > 現在は歴史的な事情により、ルート直下にデータ形式別のディレクトリ > /manual (≒roff), /info, /pod があり、その下にパッケージ別ディレクトリ > があるのですが、改めて考えてみると、同じパッケージのファイルが複数の > 場所に置かれることがあるこの形式にあまり合理性はないように思えます /pod は事情が違いますが、/manual 以下は manpage として公開するもの、 /info 以下は(原則として)info マニュアルとして公開するものという区別 ではないかと思います。 「ではないかと思います」と曖昧な言い方をしているのは、coreutils を 最初に訳したとき、私はまだコミット権を持っていず、登録と Web での 公開は管理側におまかせしたからです。 info マニュアルは manpage とほぼ同文のものと、info の方がずっと 詳しいものがあります。たとえば、GNU_which は前者ですし、 GNU_coreutils や GNU_sed などは後者に当たります。後者の場合、 乱暴な言い方をすれば、manpage は、オプションなどを忘れたときの 備忘録程度の役にしか立ちません。こうしたものについては、詳しい info マニュアルを公開することに意味があると思います(coreutils は 古くなりすぎましたけれど)。 一方、manpage と info マニュアルが同文のものについては、公開は manpage だけで十分ではないかと思います。info マニュアルは時代遅れの ハイパーテキストというところがあって、使いやすいものではないからです。 私が GNU_which の info マニュアルを作成しただけで、公開するように しなかったのは、それが理由です。manpage と重複することに意味がないと 考えたこともありますけれど。 以上、取りあえず私の意見です。別の考えをなさる人もいらしゃると思います。 -- 長南洋一 |