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From: Yutaka O. <ohn...@gm...> - 2015-03-16 16:09:15
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Niibe さん、 5日ほど前に漢字データベースプロジェクトのことでお便りをいただきました大野です。ありがとうございました。体調を崩していて、お返事が遅くなりました。申し訳ありません。 (私はメーリングリストに入っているわけではないので、たぶん返送されてくると思いますが、リストのほうにも返信しています。なお、私の問い合わせに関しては、川幡さんからも私信にてお返事をいただきました。) JIS X 0213 の制定のころのことや、そもそも規格がどこでだれによって定められたのかなどについて私は全く疎いのですが、富田倫生さんをはじめとする青空文庫呼びかけ人のところには、森光淳司さんというかたを通じて、関係者と何らかのやり取りがあったように聞いています。南方熊楠の「十二支考」の公開が青空文庫で始まっていたが、まだ途中だったので、それまでに公開されたぶんに入っていた漢字は 0213 に入り、当時まだ入力が終わっていなかったぶんのみに出てくる漢字は 0213 に入るのを逃した、みたいな話を聞いたことがあります。オフ会で聞いた伝説のようなものなので、真偽のほどは分かりません… ご存知かと思いますが、青空文庫では現在でも JIS X 0208 の文字集合や包摂規準等を作業指針とし、公開されるファイルにはシフト JIS を使っています。私のような素人の目から見ると、なんか時代に付いて行ききれていない感じがするのですが、(i) 0213 を基準にするには、包摂規準の変わった文字について、底本にあたって確認作業をしなくてはならない。その労力は青空文庫ではまかなえない。(ii) ユニコードの統合基準等は、JIS のものとは全く別物なので、それらを作業指針にするのには無理がある。ということで、身動きが取れなくなっています。富田さんが存命だった間は、彼がしっかりと考えていたので、それでよかったのですが、今は詳しい人が内部にいないので、とりあえず現状維持で、という方針で活動しています。ここらへんのことは必ず議論が繰り返されるので、文字コード等に詳しいかたがたから助言等がいただけるようにしていかなくてはならないなあと考えています。 Niibe さんがメールの最後に書いていらっしゃった著作権保護期間延長のことについても、私はあまり詳しくないのですが、青空文庫の運営に関わっている者の間では、来年(2016年)元旦は大丈夫そうだが、再来年(2017年)は危ないだろうという雰囲気だと言えるように思います。それでも、鈴木大拙に関しては「禅とは何か」と「日本的霊性」の入力にすでに取り組んでいらっしゃるかたがいるようです。 今後とも、よろしくご指導いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 -- Yutaka Ohno ohn...@gm... 2015-03-11 23:04 GMT-04:00 NIIBE Yutaka <gn...@fs...>: > 大野様: > > 青空文庫の活動に敬意を表します。 > > 月の初めにこちらに流れてきたメールが埋もれたままなので、書いてみます。 > > わたくしは、漢字データベースプロジェクトのメーリングリストに参加してま > すが、特に貢献をしているわけではなく、今となっては「なんでここにいるん > だっけ?」というような位置付けのメンバです。 > > On 03/01/2015 12:55 PM, Yutaka Ohno wrote: > > 漢字データベースプロジェクトは富田さんとのやり取りはあったのでしょうか。 > > わたくしの知る限り、特にないと思います。 > > これだけではあまりにもそっけないので、漢字データベースプロジェクトとは > 直接の関連がありませんが、ご挨拶程度になりますが、情報を書きます。 > > > 1997年の JIS X 0208の改訂、2000年の JIS X 0213の制定にかけて、 > 情報規格調査会で、この規格の制定のみならず、ISO/IEC 10646 関連して、ど > うしたものかという活動があり、わたくしは事務局のお手伝いで、当時の通商 > 産業省 工業技術院 標準部 (電気なんでしたっけ? の課です、もしかしたら情 > 報電気規格課だったかも)からの発注で、国内各位にヒアリング、中国に行っ > て書道の達人が見守るフォント作成の現場の見学等の仕事をしたことがありま > す。 > > その際に、芥川賞作家の方、今昔文字鏡、規格制定の委員会に参加いただいた > 大学の先生、産業界各位、などなどは記憶にありますが、富田さんには、標準 > 部はリーチし得ていなかったと思います。 > > わたくし事ですが、鈴木大拙先生没後50年の来年を経る2017年1月1日と、TPP > 関連の対応とどちらが早いぞなもし、と懸念しています。 > -- > g新部 裕 > |