From: Kouhei S. <ko...@co...> - 2013-11-28 15:51:01
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須藤です。 In <529...@gm...> "[ruby-gnome2-devel-ja] popplerのRuby-2.1.0向けの対応についての相談と、Ruby-GNOME2プロジェクトに関わったことをLTにする相談、について" on Thu, 28 Nov 2013 23:37:49 +0900, hiroshi hatake <cos...@gm...> wrote: > PopplerのRuby 2.1.0向けの対応についてと、 > LTをすることになったのでその構想とRuby-GNOME2のプロジェクトの方針とが矛盾がない > かという相談です。 はい! > 後半の方が長くなっています、すいません。。。 いえいえ! > まず初めに、 > PopplerをRuby 2.1.0向けの対応をするかどうかについてご相談させてください。 > > 現状、Gtk2、Gtk3でRuby 2.1.0 preview1で起こった問題と同様の問題が起きています。 > > Travis CIのログ https://travis-ci.org/ruby-gnome2/ruby-gnome2/jobs/14593478 の > エラー箇所の抜粋は以下です: > -- > rbpoppler-action.c: In function ‘rb_poppler_ruby_object_from_action’: > rbpoppler-action.c:36:5: error: assignment of read-only member ‘klass’ > make[2]: *** [rbpoppler-action.o] Error 1 > make[2]: Leaving directory `/home/travis/build/ruby-gnome2/ruby-gnome2/poppler/ > ext/poppler' > make[1]: *** [all] Error 2 > make[1]: Leaving directory `/home/travis/build/ruby-gnome2/ruby-gnome2/poppler' > make: *** [all-poppler] Error 2 > -- > > この問題の対応はGTK2/GTK3をバックポートする感じになるのでしょうか。 あぁ、そうですね。GTK2/GTK3と同じ方針で実装するのが Ruby-GNOME2の仕組みとなじんでよいと思います! > 第九回カーネルVM探検隊 > http://peatix.com/event/22490 > においてLTをしたいと名乗り出てしまいました。 すばらしい! > * 自分のところだけで直してもいいけれど > ** Upstream(開発元)に報告したほうが他の人も幸せになれる > ** よし、頑張って報告してできたらパッチを書いてみよう いやぁ、すばらしいですね! > * Rubyに限らずOSSの場合、フルタイムで関われる開発者は少ない(と思います)。 > ** なので、テストのカバレッジを追い求めるのは開発していて楽しいのだろうか? ← > 頭を悩ませています 人によりますかねぇ。 機能を追加するよりもカバレッジを増やすほうが楽しんでそうな人っ ていますよ。Ruby 2.0のリリースマネージャーをやっていた遠藤さ んはそんなことをしていた時期がありましたよ。 http://magazine.rubyist.net/?0038-Hotlinks#f09 アレはコミッターになる前だったかしら。ちょっとよく覚えていな いですけど。。。 > ** そもそもRuby-GNOME2の開発の初期ではテストを書くという文化がRubyコミュニティ > には無かったのか? ←これは自信が無いです。(言っていいのだろうかというのが正直 > なところです) 私も初期の頃は知らないんですが、なかったと思いますよ。 Ruby-GNOME2は前は、Ruby-GNOMEという名前だったんですが、それ は2001年10月にはリリースされています。 http://ruby-gnome.sourceforge.net/ http://sourceforge.net/projects/ruby-gnome/files/ruby-gnome/0.25/ で、その前のruby-gtkはまつもとさんが作っていました。 ↓は1998年9月のruby-gtk-0.11ですけど、探せばもっと前のもある と思います。 http://blade.nagaokaut.ac.jp/cgi-bin/scat.rb/ruby/ruby-list/9570 で、Rubyのテスティングフレームワークのはしりは助田さんの作っ ていたRubyUnitだと思うんですが、これがリリースされたのが2001 年の9月っぽいです。(0.4.0が最初のバージョンなら。) http://homepage1.nifty.com/markey/ruby/rubyunit/ この頃からRuby界隈でテストへの意識は徐々に高まっていったと思 いますけど、書いた方がいいけどなかなかねぇ、くらいだった気が します。 なので、ruby-gtkは明らかにテストを書くという文化はなかったと 思います。Ruby-GNOMEの頃も↑のような状況だったので、テストを 書くという文化はなかった(そんなに根付いていなかった)と思い ます。GUIのテストは特に難しいですし。 で、私が関わりだしたのはRuby-GNOME2からですが、積極的にテスト を書くという文化はなかった気がします。 git log -p --reverseしてtest/unitで検索すると https://github.com/ruby-gnome2/ruby-gnome2/commit/d306157909893d264f514295e001aaf6c569c11c が最初にtest/unitを使ったテストが追加されたときみたいです。 GStreamerのバインディングが入った時ですね。 (これを書いたのはその後MacRubyとかRubyMotionを作るLaurentで すね。) > ** テストコードを書きづらい箇所のテストをどうしよう ←これはかなりむずかしい問 > 題で、例えばDSLなどはActiveAdminなどを見る限りテストがほぼ書かれていない状況に > なっています。また、Ruby-GNOME2でも同じ問題を抱えていると思います。(この箇所は > かなり議論を呼びそうで話すのは危険な香りがします) テストを書いて割にあうところだけ書けばいいんじゃないかなぁと 私は思います。 フリーソフトウェア(OSS)の開発を趣味でやっていると、しばら く触っていなくて久しぶりに触るということはよくあることなんで すが、そのときにテストがあってよかったと思えるかどうかという のは、感覚的にはピンとくる話じゃないかなぁと思っています。 (私はそういう間隔だというだけかもしれませんが。) 私はべつにテストが開発をドライブするとか思っていませんが、テ ストを書きます。それは、開発を楽しく続けるためなんですよね、 私の場合は。テストがないと怖くてコードを触れない、もう開発を 続けられない、という状況にならずに、楽しく変更していくために テストを書いたり、読みやすくコードを書いたりします。 > * 開発を楽しんでいますか? > ** テストを書くのもいいけれど、書いてて楽しいのも重要だと思う。 たぶん、「テスト=つらい」、「機能追加=楽しい」みたいな比較と いう構図だと思うんですが、私は独立しているかなぁ、という印象 なんですよねぇ。 > テスト書くのも良いけど開発をもっと楽しもうよ!というメッセージを伝えたいです。 なるほど! よいと思います! > もちろん、今のRubyコミュニティの状況ではテストコードが付かないプロダクトコード > を書くというのはほぼあり得ない状況にはなって居るとは思います。 たしかに、昔よりかなりそうなっていると思います。 ただ、「テストがある」と「メンテナンスしやすいテストがある」 ではだいぶ価値が違うと思っていて、「テストがある」くらいの方 が多いんじゃないかなぁと思ったりしています。 > # 今Rubyが好きな人たちが多く居る会社に勤めているので結構な反感を買いそうです、 > むむむ。。。 うーん、反感、買いますかねぇ。。。 > # 僕自身、テストコードを書くのは好きですが、このままテストコードを書き続けると > テストコードに埋もれてしまうような気がして正直怖いのです。 テストを書くコストを下げれればそうでもないんじゃないかなぁと 感じました! > # いや、でも僕のGithubのリポジトリを見ると関数型も好きだと気づいてしまいますね > 。。。しまった。。。 いいんじゃないでしょうか! > LTは気楽に話せるのが売りなのに何故か真剣な感じになってしまいました! 人前で話す機会があると自分が何を考えているかを整理するきっか けになっていいですよね。真剣に考えて、気楽に話すのがいいんじゃ ないかと御もいました! (だらだらと書いたり、昔話っぽいことも書いたりで、お役に立て たかどうか。。。) |