From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-02 21:16:52
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UTF-8 localeにmltermとkinput2を使用して見ましたが、小さな問題が起 こりました。次の様にmltermを実行しました: mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=kinput2 mlterm Shift-Spaceを使って日本語の入力モードに入って、平仮名を入力して、 変換を押して、Return を押しました。 Return を押した時、日本語の言葉が削除されました。 しかし、mltermを次のように実行すると、その問題が 起こりません: mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm mlterm の中に Control-Mouse-3 を押して、「Input Method: kinput2」 と 「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選択しました。そすると、 日本語の入力がちゃんとできました。 kinput2 以外の XIM サーバの場合にも、そのような問題が起こりません。 mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=jmode mlterm mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=nicolatter mlterm mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=htt mlterm は全て大丈夫です。 mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.eucJP XMODIFIERS=@im=kinput2 mlterm も大丈夫です。 どうしてその様な問題が起こると知っている方いらっしゃいますか。 追伸 SuSE Linux 7.3 のためのパッケージをここに保存しました: ftp://ftp.suse.com/pub/people/mfabian/7.3-i386/mlterm-2.0.0-0.i386.rpm ftp://ftp.suse.com/pub/people/mfabian/7.3-src/mlterm-2.0.0-0.src.rpm -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Araki K. <j00...@ip...> - 2001-12-02 22:42:07
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荒木 @ mlterm開発者 です:-) Subject: [Mlterm-dev-ja] UTF-8 locale に起こる kinput2 の問題 From: Mike Fabian <mf...@su...> Message-ID: <s3t...@gr...> Date: Sun, 02 Dec 2001 22:16:48 +0100 > UTF-8 localeにmltermとkinput2を使用して見ましたが、小さな問題が起 > こりました。 ご報告ありがとうございます_o_ > 次の様にmltermを実行しました: > > mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=kinput2 mlterm > > Shift-Spaceを使って日本語の入力モードに入って、平仮名を入力して、 > 変換を押して、Return を押しました。 > Return を押した時、日本語の言葉が削除されました。 手元の環境には、ja_JP.UTF-8 locale がありませんので、ご報告いただいた 問題を再現できていないのですが、これは、kinput2から入力した文字列が、変 換確定後、一切画面に表示されないということでしょうか? まず、mlterm では、XIM からの文字列を処理するにあたって、 1. 指定された locale (この場合は、ja_JP.UTF-8) にて、OpenXIM() 2. その locale のコードセット(この場合は、UTF-8)用の parser object を、 その XIM に bind (ml_xim.h:ml_xim_t の XIM , mkf_parser_t メンバ) 3. XIM から受け取った文字列を、その XIM に bind されている parser object を使って解釈し、pty 側の encoding に変換、出力。 という、少々特殊な手順をとっております。 # pty 側の encoding と、XIM 側の locale が、矛盾していても構わない(たと # えば、pty 側が、UTF-8 encoding で、XIM の locale が ko_KR.eucKR でも構 # わない)ような実装になっているということです。 もし、画面に入力文字列が一切表示されないということでしたら、OpenXIM()す る際の locale と、XIM に bind されている parser object が噛み合っていな いのかな、と思います。 そのため、parser object が、XIM から受け取った文字列を、不正な文字コード だよ、として無視しているような気がします。 ml_xim.c の、 open_xim()にて、OpenXIM()した直後、 if( ( xim->encoding = ml_get_encoding( ml_get_codeset())) == ML_UNKNOWN_ENCODING) { goto error ; } if( ( xim->parser = ml_parser_new( xim->encoding)) == NULL) { goto error ; } if( ( xim->xmod = strdup( xmod)) == NULL) { goto error ; } if( ( xim->locale = strdup( ml_get_locale())) == NULL) { goto error ; } このようなコードがあるかと思いますが、この、xim->encoding が 19 、xim->locale が "ja_JP.UTF-8" になっているかどうか、もしくは、ml_xic.c の ml_xic_get_str() にて、XmbLookupString() で取得している文字列 (seq,seq_len) が、正しい UTF-8 文字列になっているかどうかを調べていただけませんでしょうか? > しかし、mltermを次のように実行すると、その問題が > 起こりません: > > mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm > > mlterm の中に Control-Mouse-3 を押して、「Input Method: kinput2」 > と 「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選択しました。そすると、 > 日本語の入力がちゃんとできました。 XIM Locale: ja_JP.eucJP を選択しますと、その Input Method を、ja_JP.eucJP locale にて OpenXIM() しますので、その場合に問題が起こらないということでしたら、kinput2 を ja_JP.UTF-8 locale で OpenXIM() した場合にだけ(XmbLookupString()で受け取 った文字列が UTF-8 の時にだけ)、問題が起こるようですね。 もしよろしければ、 LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm したのち、設定画面にて、Input Method として kinput2 を 選択、さらに XIM Locale 欄をja_JP.UTF-8 に書き換えて、apply した場合(*)も同様の問題が 発生するかについても、調べていただけると幸いです。 (*) この場合、XIM を ja_JP.UTF-8 locale で Open し、かつ、pty 側の encoding は、UTF-8 になります。 > kinput2 以外の XIM サーバの場合にも、そのような問題が起こりません。 > > mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=jmode mlterm > mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=nicolatter mlterm > mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=htt mlterm > > は全て大丈夫です。 それは不思議ですね。 kinput2 のときだけ、ja_JP.UTF-8 で問題が起こるということになりますと、上 に書いたような原因は、少々的を外しているような気もします。はてさて ? 久保田さんのところでも、再現できるか、試してみていただけますでしょうか? > SuSE Linux 7.3 のためのパッケージをここに保存しました: > ftp://ftp.suse.com/pub/people/mfabian/7.3-i386/mlterm-2.0.0-0.i386.rpm > ftp://ftp.suse.com/pub/people/mfabian/7.3-src/mlterm-2.0.0-0.src.rpm ありがとうございます:) では -- kiken j00...@ip... |
From: Araki K. <j00...@ip...> - 2001-12-03 01:10:15
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荒木です:-) ちょこっと修正しました。 [20011203] * ml_get_locale() in ml_locale.c returns "C" if setlocale() failed in ml_locale_init(). * ml_get_xim() in ml_xim.c returns NULL if xim_locale argument is "C" or ml_locale_init(xim_locale) fails. * doc/en/README.sb is added. * doc/{ja|en}/README.xim is added. XIM 周りの処理については、README.xim に簡単なドキュメントを添付致しました。 (先程のメールの内容とほぼ同じです) doc/en/README.sb は、doc/ja/README.sb のヘボ英訳です。 本来、README.sb より優先順位が高いと思われる README.dev の英訳は、まだ手 付かずです。 # 大きな修正が入る前に、2.0.1 出した方がいいかしら... では -- kiken j00...@ip... |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-03 01:48:01
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Araki Ken <j00...@ip...> writes: >> しかし、mltermを次のように実行すると、その問題が >> 起こりません: >> >> mfabian@gregory:~$ LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm >> >> mlterm の中に Control-Mouse-3 を押して、「Input Method: kinput2」 >> と 「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選択しました。そすると、 >> 日本語の入力がちゃんとできました。 > > XIM Locale: ja_JP.eucJP > > を選択しますと、その Input Method を、ja_JP.eucJP locale にて OpenXIM() > しますので、その場合に問題が起こらないということでしたら、kinput2 を > ja_JP.UTF-8 locale で OpenXIM() した場合にだけ(XmbLookupString()で受け取 > った文字列が UTF-8 の時にだけ)、問題が起こるようですね。 > > もしよろしければ、 > > LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm > > したのち、設定画面にて、Input Method として kinput2 を 選択、さらに > XIM Locale 欄をja_JP.UTF-8 に書き換えて、apply した場合(*)も同様の問題が > 発生するかについても、調べていただけると幸いです。 > > (*) > この場合、XIM を ja_JP.UTF-8 locale で Open し、かつ、pty 側の encoding > は、UTF-8 になります。 はい、上記のままで「Input Method: kinput2」と「XIM Locale: ja_JP.UTF-8」 を選択すると、同様な問題が発生します。「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選 択すると、問題なし入力できます。 -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-03 23:12:31
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Araki Ken <j00...@ip...> writes: > 手元の環境には、ja_JP.UTF-8 locale がありませんので、ご報告いただいた > 問題を再現できていないのですが、これは、kinput2から入力した文字列が、変 > 換確定後、一切画面に表示されないということでしょうか? はい、そうです。 > もし、画面に入力文字列が一切表示されないということでしたら、OpenXIM()す > る際の locale と、XIM に bind されている parser object が噛み合っていな > いのかな、と思います。 > そのため、parser object が、XIM から受け取った文字列を、不正な文字コード > だよ、として無視しているような気がします。 > > ml_xim.c の、 open_xim()にて、OpenXIM()した直後、 > > if( ( xim->encoding = ml_get_encoding( ml_get_codeset())) == ML_UNKNOWN_ENCODING) > { > goto error ; > } > > if( ( xim->parser = ml_parser_new( xim->encoding)) == NULL) > { > goto error ; > } > > if( ( xim->xmod = strdup( xmod)) == NULL) > { > goto error ; > } > > if( ( xim->locale = strdup( ml_get_locale())) == NULL) > { > goto error ; > } > > このようなコードがあるかと思いますが、この、xim->encoding が 19 、xim->locale > が "ja_JP.UTF-8" になっているかどうか、もしくは、ml_xic.c の ml_xic_get_str() > にて、XmbLookupString() で取得している文字列 (seq,seq_len) が、正しい UTF-8 > 文字列になっているかどうかを調べていただけませんでしょうか? 調べるために、次のパッチを当てました: --- mlterm-2.0.0.orig/src/ml_xim.c Tue Dec 4 00:00:38 2001 +++ mlterm-2.0.0/src/ml_xim.c Mon Dec 3 23:55:40 2001 @@ -173,7 +173,9 @@ { goto error ; } - + printf("xim->encoding=%d xim->locale=%s xim->xmod=%s\n", + xim->encoding,xim->locale,xim->xmod); + XSetIMValues( im , XNDestroyCallback , &callback , NULL) ; num_of_xims ++ ; --- mlterm-2.0.0.orig/src/ml_xic.c Sat Nov 24 15:59:42 2001 +++ mlterm-2.0.0/src/ml_xic.c Tue Dec 4 00:07:59 2001 @@ -8,6 +8,7 @@ #include <X11/Xutil.h> /* XLookupString */ #include <kiklib/kik_debug.h> #include <kiklib/kik_str.h> /* kik_str_alloca_dup */ +#include <stdio.h> #include "ml_window_intern.h" #include "ml_xim.h" /* refering mutually */ @@ -560,8 +561,10 @@ if( ( len = XmbLookupString( win->xic->ic , event , seq , seq_len , keysym , &stat)) == 0) { + printf("0 == XmbLookupString()\n"); return 0 ; } + printf("XmbLookupString() returned %s\n",seq); if( IS_ENCODING_BASED_ON_ISO2022(win->xic->xim->encoding) && *seq < 0x20) { XmbLookupString() が何も取得しないようです: LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=kinput2 ./mlterm xim->encoding=19 xim->locale=ja_JP.UTF-8 xim->xmod=@im=kinput2 0 == XmbLookupString() <- これから日本語の入力やってみました[1]。 0 == XmbLookupString() 0 == XmbLookupString() XmbLookupString() returned e <- これから 「exit」を入力しました。 XmbLookupString() returned x XmbLookupString() returned i XmbLookupString() returned t XmbLookupString() returned a [1] 「Shift-Space 漢字 Return Shift-Space」 を入力しました。 -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Tomohiro K. <tk...@ri...> - 2001-12-02 22:50:46
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おはようございます。久保田です。 Debian GNU/Linux unstable (Sid), GNU libc 2.2.4, XFree86 4.1.0, kinput2 3.0 を使っていますが、問題は起こっていません。 報告された内容から考えると、おそらく、kinput2 <--> mlterm の通信に UTF-8 を使うと障害が起き、EUC-JP を使うと大丈夫なようです。 いくつか、調べることがあります。 1. OS は何ですか。Linux の場合、GNU libc version 2.2 以降が必要です。 2. ja_JP.UTF-8 ロケールは存在しますか。Linux + GNU libc 2.2 の場合、 /usr/lib/locale/ja_JP.utf8 というディレクトリがあるかどうか、 チェックしてください。 3. mlterm の代わりに、xterm を使った場合はどうですか。 4. kinput2 のバージョンは、いくらですか。3.0 が、最新です。 5. 多分関係ないですが、kinput2 を起動するときのロケールは何ですか。 --- 久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...> http://www.debian.or.jp/~kubota/ "Introduction to I18N" http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/ |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-03 00:47:37
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Tomohiro KUBOTA <tk...@ri...> writes: > Debian GNU/Linux unstable (Sid), GNU libc 2.2.4, XFree86 4.1.0, > kinput2 3.0 を使っていますが、問題は起こっていません。 私は SuSE Linux unstable (post 7.3), glibc 2.2.4, XFree86 4.1.0 kinput2-v3.1beta2を使っています。 > 報告された内容から考えると、おそらく、kinput2 <--> mlterm の通信に > UTF-8 を使うと障害が起き、EUC-JP を使うと大丈夫なようです。 > > いくつか、調べることがあります。 > > 1. OS は何ですか。Linux の場合、GNU libc version 2.2 以降が必要です。 > > 2. ja_JP.UTF-8 ロケールは存在しますか。Linux + GNU libc 2.2 の場合、 > /usr/lib/locale/ja_JP.utf8 というディレクトリがあるかどうか、 > チェックしてください。 はい、ja_JP.UTF-8 ロケールは存在します。 > 3. mlterm の代わりに、xterm を使った場合はどうですか。 残念ながら、今使用しているxtermにXIMは全然サポートされていませんようで す。 mfabian@gregory:~$ xterm -help XFree86 4.0.3(156) usage: 古すぎるでしょう。久保田さんのXIMパッチはまだ入っていないでしょう。 久保田さんのXIMパッチもうXFree86のCVSに含まれていますか。 > 4. kinput2 のバージョンは、いくらですか。3.0 が、最新です。 v3.1beta2. 今kinput2-v3インストールして、もう一度試しましたが、 問題は同じです。 > 5. 多分関係ないですが、kinput2 を起動するときのロケールは何ですか。 LANG=ja_JP LC_ALL=ja_JP kinput2 -xim -kinput -canna & -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Araki K. <j00...@ip...> - 2001-12-03 02:12:46
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荒木です:-) >> LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm >> したのち、設定画面にて、Input Method として kinput2 を 選択、さらに >> XIM Locale 欄をja_JP.UTF-8 に書き換えて、apply した場合(*)も同様の問題が >> 発生するかについても、調べていただけると幸いです。 > はい、上記のままで「Input Method: kinput2」と「XIM Locale: ja_JP.UTF-8」 > を選択すると、同様な問題が発生します。「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選 > 択すると、問題なし入力できます。 LC_CTYPEのローケールを見ている場合でも、mlconfigからローケールを指定した 場合でも、UTF-8 ローケールで問題が発生するということは、考えられる可能性 としては、 1. kinput2 の UTF-8 ローケールでの動作がおかしい。 2. mlterm が、setlocale()に失敗している。 3. mlterm 側で、XIM からも文字列を解析するための UTF-8 パーサを生成でき ていない(か、別のエンコーディング用のパーサが生成されている)。 くらいでしょうか... しかし、3.1beta2 だけでなく、久保田さんの環境で正常動作している kinput2 3.0 でも問題がでるということは、1は、なさそうですね。 kinput2 以外でも問題ないということですから、2,3も可能性は薄いように思い ますが。 すみませんが、現時点ではさっぱり原因が分からないです。 どなたか、他に同様の現象を再現された方はいらっしゃいませんか? Linux などで、環境にja_JP.UTF-8 ローケールが入ってらっしゃる方は、 LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="@im=kinput2" mlterm にて、日本語入力できるか、環境の情報と共に報告していただけるとありがたいです。 では -- kiken j00...@ip... |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-03 20:56:23
Attachments:
mlterm-2.0.0-kinput2-utf8.patch
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Araki Ken <j00...@ip...> writes: > 荒木です:-) > >>> LC_ALL=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS="" mlterm >>> したのち、設定画面にて、Input Method として kinput2 を 選択、さらに >>> XIM Locale 欄をja_JP.UTF-8 に書き換えて、apply した場合(*)も同様の問題が >>> 発生するかについても、調べていただけると幸いです。 >> はい、上記のままで「Input Method: kinput2」と「XIM Locale: ja_JP.UTF-8」 >> を選択すると、同様な問題が発生します。「XIM Locale: ja_JP.eucJP」を選 >> 択すると、問題なし入力できます。 > > LC_CTYPEのローケールを見ている場合でも、mlconfigからローケールを指定した > 場合でも、UTF-8 ローケールで問題が発生するということは、考えられる可能性 > としては、 > > 1. kinput2 の UTF-8 ローケールでの動作がおかしい。 1. は問題の原因だと思います。 次のパッチを当てると、問題が無くなります: |
From: Araki K. <j00...@ip...> - 2001-12-03 21:17:29
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荒木です:-) Subject: Re: [Mlterm-dev-ja] UTF-8 locale に起こる kinput2 の問題 From: Mike Fabian <mf...@su...> Message-ID: <s3t...@gr...> Date: Mon, 03 Dec 2001 21:56:18 +0100 > 次のパッチを当てると、問題が無くなります: これは、kinput2 のときに、ja_JP.eucJP ローケールを強制的に使用するという ことですね。 確かに、以前いただいたご報告では、ja_JP.eucJP ローケールでは問題ないとい うことでしたので、これで動くとは思います。 しかし、 > > 1. kinput2 の UTF-8 ローケールでの動作がおかしい。 > 1. は問題の原因だと思います。 とはいえ、久保田さんの環境では、UTF-8 ローケールで kinput2 がちゃんと動作 している、ということから考えて、無理矢理 ja_JP.eucJP ローケールにしなくて も動作させる方法はあるのではないか、と思います。 他の方で、Fabian さんの現象を再現する、もしくは再現できないぞ、という方 はいらっしゃいませんでしょうか? XFree86 のバグか、kinput2 のバグか、mlterm のバグか、どうも切り分けがで きないでいます。 > このパッチは完璧ではありませんが、kinput2 の UTF-8 ローケールでの動作 > が可笑しいの証明です。 このパッチは、kinput2 が、ja_JP.eucJP ローケールで動作することを証明して いるとは思いますが、ja_JP.UTF-8 で動作しない原因が、kinput2 にあることの 証明にはならないように思います。 久保田さんの環境では正常動作していることから考えて、mlterm のバグ、XFree86 のバグという可能性も捨て切れないように思います。 > 他のXIMサーバは(nicolatter,htt,jmode,xcin) は全てUTF-8ローケールにも大 > 丈夫です。 これが不思議なんですよね。 なんでなのでしょう ?? # 現在、RTL 実装中です。 # いろいろ制約はありますが、とりあえず表示して、ちょこっと文字入力する程 # 度なら動作するようです。 # 後で、パッチを投げます(Mlterm-dev-en には、native の方が参加されている # ようですし) では -- kiken j00...@ip... |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-03 21:42:10
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Araki Ken <j00...@ip...> writes: >> 次のパッチを当てると、問題が無くなります: > > これは、kinput2 のときに、ja_JP.eucJP ローケールを強制的に使用するという > ことですね。 [...] > このパッチは、kinput2 が、ja_JP.eucJP ローケールで動作することを証明して > いるとは思いますが、ja_JP.UTF-8 で動作しない原因が、kinput2 にあることの > 証明にはならないように思います。 そうですね。残念ながら、私は本当の原因を良く分かりません。 -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Tomohiro K. <tk...@ri...> - 2001-12-03 23:31:45
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久保田です。 kinput2 の側の問題かも知れません。 kinput2 のリソースファイル (/etc/X11/app-defaults/Kinput2 など) に、「*IMProtocol.locales:」で始まる行があると思いますが、それに 「ja_JP.UTF-8」を追加してみたら、どうなりますか。 ただし、こちらの環境でも、そこに ja_JP.UTF-8 はありませんので、 それが原因ではないかもしれません。 それともうひとつ、ja_JP というロケールは何の alias になっていますか。 こちらでは、ja_JP.eucJP と同じ意味になります。/etc/locale.alias を チェックしてください。 --- 久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...> http://www.debian.or.jp/~kubota/ "Introduction to I18N" http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/ |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-04 10:36:55
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Tomohiro KUBOTA <tk...@ri...> writes: > kinput2 の側の問題かも知れません。 > > kinput2 のリソースファイル (/etc/X11/app-defaults/Kinput2 など) > に、「*IMProtocol.locales:」で始まる行があると思いますが、それに > 「ja_JP.UTF-8」を追加してみたら、どうなりますか。 追加してみましたが、問題はまだ同じです。 > ただし、こちらの環境でも、そこに ja_JP.UTF-8 はありませんので、 > それが原因ではないかもしれません。 > > それともうひとつ、ja_JP というロケールは何の alias になっていますか。 > こちらでは、ja_JP.eucJP と同じ意味になります。/etc/locale.alias を > チェックしてください。 こちらに同じです: mfabian@gregory:~$ grep ja /usr/share/locale/locale.alias japanese ja_JP.eucJP japanese.euc ja_JP.eucJP ja_JP ja_JP.eucJP ja_JP.ujis ja_JP.eucJP japanese.sjis ja_JP.SJIS mfabian@gregory:~$ -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Tomohiro K. <tk...@ri...> - 2001-12-07 04:37:09
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久保田です。 すみませんが、ぜんぜん分かりません。たぶん kinput2 の問題だと 思います。 At Tue, 04 Dec 2001 11:36:49 +0100, Mike Fabian wrote: > > それともうひとつ、ja_JP というロケールは何の alias になっていますか。 > > こちらでは、ja_JP.eucJP と同じ意味になります。/etc/locale.alias を > > チェックしてください。 > > こちらに同じです: > > mfabian@gregory:~$ grep ja /usr/share/locale/locale.alias > japanese ja_JP.eucJP > japanese.euc ja_JP.eucJP > ja_JP ja_JP.eucJP > ja_JP.ujis ja_JP.eucJP > japanese.sjis ja_JP.SJIS > mfabian@gregory:~$ XFree86 のロケールについては、どうでしょうか。 /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.dir /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.alias を、チェックしてください。 --- 久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...> http://www.debian.or.jp/~kubota/ "Introduction to I18N" http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/ |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-09 16:25:38
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Tomohiro KUBOTA <tk...@ri...> writes: > 久保田です。 > > すみませんが、ぜんぜん分かりません。たぶん kinput2 の問題だと > 思います。 > > At Tue, 04 Dec 2001 11:36:49 +0100, > Mike Fabian wrote: > >> > それともうひとつ、ja_JP というロケールは何の alias になっていますか。 >> > こちらでは、ja_JP.eucJP と同じ意味になります。/etc/locale.alias を >> > チェックしてください。 >> >> こちらに同じです: >> >> mfabian@gregory:~$ grep ja /usr/share/locale/locale.alias >> japanese ja_JP.eucJP >> japanese.euc ja_JP.eucJP >> ja_JP ja_JP.eucJP >> ja_JP.ujis ja_JP.eucJP >> japanese.sjis ja_JP.SJIS >> mfabian@gregory:~$ > > XFree86 のロケールについては、どうでしょうか。 > /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.dir > /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.alias > を、チェックしてください。 これも同じじゃないか: mfabian@gregory:~$ grep ja_JP /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.alias ja_JP ja_JP.eucJP ja ja_JP.eucJP ja.JIS ja_JP.JIS7 ja.SJIS ja_JP.SJIS ja_JP ja_JP.eucJP ja_JP.ujis ja_JP.eucJP ja_JP.eucjp ja_JP.eucJP Jp_JP ja_JP.eucJP ja_JP.AJEC ja_JP.eucJP ja_JP.EUC ja_JP.eucJP ja_JP.EUC_JP ja_JP.eucJP ja_JP.ISO-2022-JP ja_JP.JIS7 ja_JP.JIS ja_JP.JIS7 ja_JP.jis7 ja_JP.JIS7 ja_JP.mscode ja_JP.SJIS ja_JP.SJIS ja_JP.SJIS ja_JP.utf8 ja_JP.UTF-8 japanese ja_JP.eucJP japanese.euc ja_JP.eucJP japanese.sjis ja_JP.SJIS japan ja_JP.eucJP Japanese-EUC ja_JP.eucJP ja_JP: ja_JP.eucJP ja: ja_JP.eucJP ja.JIS: ja_JP.JIS7 ja.SJIS: ja_JP.SJIS ja_JP: ja_JP.eucJP ja_JP.ujis: ja_JP.eucJP ja_JP.eucjp: ja_JP.eucJP Jp_JP: ja_JP.eucJP ja_JP.AJEC: ja_JP.eucJP ja_JP.EUC: ja_JP.eucJP ja_JP.EUC-JP: ja_JP.eucJP ja_JP.ISO-2022-JP: ja_JP.JIS7 ja_JP.JIS: ja_JP.JIS7 ja_JP.jis7: ja_JP.JIS7 ja_JP.mscode: ja_JP.SJIS ja_JP.SJIS: ja_JP.SJIS ja_JP.utf8: ja_JP.UTF-8 japanese: ja_JP.eucJP japanese.euc: ja_JP.eucJP japanese.sjis: ja_JP.SJIS japan: ja_JP.eucJP Japanese-EUC: ja_JP.eucJP mfabian@gregory:~$ grep ja_JP /usr/X11R6/lib/X11/locale/locale.dir ja/XLC_LOCALE ja_JP.eucJP ja.SJIS/XLC_LOCALE ja_JP.SJIS ja.JIS/XLC_LOCALE ja_JP.JIS7 en_US.UTF-8/XLC_LOCALE ja_JP.UTF-8 ja/XLC_LOCALE: ja_JP.eucJP ja.SJIS/XLC_LOCALE: ja_JP.SJIS ja.JIS/XLC_LOCALE: ja_JP.JIS7 en_US.UTF-8/XLC_LOCALE: ja_JP.UTF-8 mfabian@gregory:~$ 本当に可笑しいです。 -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |
From: Mike F. <mf...@su...> - 2001-12-19 19:41:28
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Mike Fabian <mf...@su...> writes: > Tomohiro KUBOTA <tk...@ri...> writes: > >> 久保田です。 >> >> すみませんが、ぜんぜん分かりません。たぶん kinput2 の問題だと >> 思います。 一昨日の XFree86 CVS バージョンへアップデートした後、 この問題がなくなりました。 -- Mike Fabian <mf...@su...> http://www.suse.de/~mfabian 睡眠不足はいい仕事の敵だ。 |