From: Tomohiro K. <ku...@de...> - 2004-01-30 22:26:46
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久保田です。 mlterm に、"--onlyucsfont=auto" というオプションを追加するパッチです。 このモードを指定すると、mlterm は、 ・UTF-8 エンコーディングには iso10646-1 フォントを使う ・8 ビットエンコーディングには iso10646-1 フォントを使う ・UTF-8 以外のマルチバイトエンコーディングには iso10646-1 フォントを使わない という動作をします。 これは、Debian や XFree86 においては基本的に iso10646-1 フォントを 提供するようになってきたという背景に基くものです。ただ、CJK については、 従来からのフォントが iso10646-1 フォントに含まれることはあまりなく、 従来からのフォントのほうが豊富にあるという現状があります。 ユーザ (それぞれ自分が使いたい言語がはっきりしている) の側に設定を 要求するのではなく、どの言語においてもそこそこ使えるようにあらかじめ 設定されたパッケージを作りたい場合、このオプションが使えます。 いっそのこと、mlterm のデフォルトをこれにしてしまってもいいくらいだと 思います。 main_config->unicode_font_policy に AUTO を意味する値を代入しておき、 実際にその値を使うタイミングで AUTO の中身を判断するようにする、という コーディングや、その判断のための関数を x_main_config.c に置くという 判断が、mlterm の実装ポリシーに合うかどうか分かりませんので、 cvs commit せずに、ここに投げることにします。 --- 久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...> http://www.debian.or.jp/~kubota/ |