From: Araki K. <j00...@ip...> - 2002-03-24 09:59:28
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荒木です:-) 表題のオプションは、アラビア語の結合文字に対応する過程でできた副産物でして、 結構以前から追加していたものなのですが、さきほどこれを動的に変更できるよう にしましたついでに、このオプションについて、説明を加えておきたいと思います。 -m オプションを指定した場合、キーボードまたは、端末からの入力を受け取った時 点で、結合処理を行ないます。その後は、その時点で結合された複数の文字を、一つ の文字として扱うことになります。 従って、例えば、a b が結合して c となっている場合、一回の delete で a b 両方 ともが一遍に削除されますし、カーソルの移動も、一度のカーソル移動で、a b 両方 ともを通過することになります。 そのため、-m オプションが有効に機能するためには、コンソールアプリケーション側 でも、結合文字に対応している必要があります。 しかし、ここで、-m オプションに -J オプションを組みあわせると、コンソールア プリケーション側が結合文字に対応していなくても、結合文字をそこそこまともに表 示できるようになります。 つまり、キーボードや端末からの入力を受けとる段階では、結合処理を行わず、画面に 描画する段階で、結合処理を行うようにします。 *BSD であれば、/usr/bin/vi(nvi) を LC_CTYPE=en_US.ISO8859-1 で起動して、TIS620 なファイルを開いていただければ、なんとか画面の乱れなしに、結合文字が表示され るのではないか、と思います。 ただし、結合文字上をカーソル移動する際に、二回カーソルを押下しなくてはならなか ったり、画面の右端に隙間ができてしまったり、といった問題は生じてしまいますが。 では -- kiken j00...@ip... |