From: Tomohiro K. <tk...@ri...> - 2001-12-09 23:19:07
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久保田です。 At 10 Dec 2001 04:08:49 +0900, Araki Ken wrote: > 手元で確認した限り、<Big5文字列>が複数文字からなるときに、M/Lによる長さ > 指定には、先頭の一文字分2bytes以外は含まれないようです。 これは、XFree86 のバグです。CVS 版では、今年 9 月ごろに修正されています。 CHANGELOG を見ると、 > XFree86 4.1.0.1 (xx September 2001) ... > 640. Improve "true Big5" and "Emacs Big5" support (#4792, Yong Li, #4798, > Tomohiro KUBOTA). > 639. Fix a non-standard character set bug in Xlib (#4792, Ivan Pascal). ... > 636. Fix an Xlib bug that affects conversion from CTEXT to multibyte / > wide character (#4780, Tomohiro KUBOTA, , #4783, Bruno Haible). ... > 632. Fix Xlib's parsing of CTEXT with multi-byte characters in GR (#4761, > Juliusz Chroboczek). といった感じです。(すごいバグバグだった、というのが従来の X.org/XFree86 の状態です。作ったやつは誰だ、と言いたい。それ以上に、CTEXT 関連コード なんて昔からあってすでに枯れきっていると信じていたので愕然としました。 こんなにバグバグなのがなぜ長年にわたり誰も修正しなかったのでしょう。) # たとえば、2 バイト文字で終わる文字列のコピー&ペーストがうまくいかない、 # とか。ただし上記の一部のバグについては、最近 XFree86 に入ったばかりの # Unicode との変換についてのものですので、それについては「枯れていたはず」 # というのはあたりません) ですので、ぼくの意見としては、規格通りの実装だけに対応すればいいと 思います。ただし、native speaker がどう思うか、というのが優先すると 思います。 --- 久保田智広 Tomohiro KUBOTA <ku...@de...> http://www.debian.or.jp/~kubota/ "Introduction to I18N" http://www.debian.org/doc/manuals/intro-i18n/ |